Hola! メキシコ日系進出通信

第2回 時差、メキシコへの行き方

前回はタイ⇔メキシコのごく一般的な比較についてお話しさせていただきました。

今回は時差と、メキシコへの行き方についてタイも交えながらお話ししたいと思います。

まずはタイムゾーンについてですが、東西に広いメキシコには4つのタイムゾーンがあり、国内において標準時相互間の差があるという点が、タイ・日本と異なる点です。

首都メキシコシティ、および日系自動車関連企業様が多く進出されているバヒオ地区は中部時間です。さらに、こちらの中部時間はサマータイムを採用しており、2018年は10月28日(日曜) 2時00分まで行われます。日本との時差は14時間で、日本の方が14時間進んでいます。冬時間になると、日本の方が15時間進んでいます。タイ⇔メキシコ中部時間(サマータイム)の時差は12時間ということになります。

メキシコ国内のその他タイムゾーンとしては、

・東部時間(サマータイムなし)

日本との時差14時間。カリブ海に面したリゾート地としてカンクン市(キンタナ・ロー州)などが有名です。

・山岳部時間

日本との時差15時間(冬時間16時間)。世界最小の犬種、チワワという名前の由来でもあるチワワ州などがあります。

・山岳部時間(サマータイムなし)

本との時差16時間。メキシコ北部の観光地としても有名なエルモシージョ市(ソラノ州)など。

・太平洋時間

日本との時差16時間(冬時間17時間)。ババ・カリフォルニア州では航空産業が盛んです。

次にメキシコへの行き方、それぞれの注意点についてです。日本⇔メキシコの飛行機での一般的な行き方としては大きく2通りあります。

  1. 成田⇔メキシコシティ直行便

※注意点としては、メキシコシティ⇔メキシコ各都市への国内線の接続が悪く、乗り換え時間を優先して別の航空会社を利用してしまうと、何らかの遅れが発生した際に取り次ぎをしてもらえないことがあります。

 

  1. アメリカの国際空港を経由しての乗り継ぎ便

(ダラス、ヒューストン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、アトランタなど)

※注意点として出張などで訪墨される際、滞在ステータスとして「訪問者」となりますが、こちらの場合はメキシコで報酬を伴う活動許可の有無に関わらず、連続滞在期間は最長で180日です。ただ、アメリカ乗り継ぎの際にビザなしでESTA(電子渡航認証)を利用した場合、90日を超えてアメリカ経由で日本へ帰国しようとすると不法滞在(オーバーステイ)となる可能性があります。

ちなみに、タイ⇔メキシコへの行き方を調べると、タイ⇔成田・仁川・香港で乗り継ぎ、メキシコシティ直行便(香港は直行便がないようです)もしくは、アメリカにて更に乗り継ぐ便を利用するという行き方が一般的のようです。別の方法として、ヨーロッパ周りで行く方法もあるようです。

最後に私が最近知った豆知識をご紹介させていただきます。それは、都市名など外国の呼称は現地語(スペイン語)と一致しないということです。例えば、「メキシコシティ (Mexico City)」はあくまで英語での呼称のため、メキシコの方に伝わらない可能性があります。現地では、「シウダッド デ メヒコ(Ciudad de México)」と言われています。また、「ニューヨーク(New York)」も、スペイン語圏では「ヌエバジョルク(Nueva York)」となります。固有名詞についても伝える際は注意が必要です。

 

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