タイ節税講座
【番外編】タイで「純金」資産を守る
日本とタイをつなぎ、皆様のより良い資産形成、資産保全のお手伝いをしたい。私たちはそんな想いを持ち続け10年に渡りタイで営業して参りました。仮想通貨などが注目される時代だからこそ現物にこだわりたい。弊社ではタイで「純金 金地金」の売買サポート・保管サービスを開始いたしました。
金のメリット
金は古くから世界共通の現物資産です。金はいつでも売却できる、価格が安定しているといったメリットがあります。対して預貯金はインフレによって価値が目減りするなどの問題を考えると資産保全の手段として絶対安全とは言い切れません。また、債券・株式などは収益性が期待できる一方として、発行体の信用が著しく低下した場合、ただの紙切れになってしまうリスクがあります。
金は株式や為替などの相場が急変しても安定性が高いといわれており、2008年のリーマンショックや2015年の中国ショックで世界の株式市場が下落した時も金価格は安定を保っていました。不安定な世界情勢が続いています。このような時代に最も安心して資産として保有できるものの1つが今も昔も金であると言えます。
インフレにより貨幣価値が目減りした時には金価格は上昇し、デフレによって信用不安が出てきた時には現物資産として金が支持されるため、金の価格は安定しているのが特徴です。長期的な財産保全に最適な世界共通の現物資産です。
金は鉱物のため埋蔵量も限られており、希少性が高い資源です。今までに採掘された金の量は約18万トン、これはオリンピック公式プール3.7杯相当と言われています。地球上の推定埋蔵量は残り約5万トンとされ、その大部分が採掘困難な場所にあるといわれています。
金は「モノ」でありながら、「世界に通用するおカネ」として普遍的な価値を保ち続けています。そのため金は主要国政府の中央銀行で支払い準備金として保有されています。不動産と違い「金」は必要な時にすぐに現金化することができ、また持ち運ぶこともできます。
長期的に金の価格はこれから大きく上がっていくという予測をする専門家が多いため、長期保有に適していると考えます。
なぜタイで「金」?
まずタイでは本当に金の売買が盛んです。タイでは金地金の売買に税金は一切かからないというメリットがあります(日本では消費税がかかります)。日本で必要な煩雑な届け出なども不要です(日本では200万円以上の売買について支払い調書が税務署に提出されます)。
タイは東南アジアで唯一植民地になったことのない国であり、外交上手です。つまり「有事の時の金」を保管しておく国として適しています。またタイは自然災害などが少ないのもポイントです。資産分散(国を分け、保有する商品を分ける)のロケーションとして、地政学上のリスクが低く安心だと思います。
弊社では国際基準に合わせるため、タイで唯一 99.99%の「純金」のみをお取り扱いいたします。
厳重なセキュリティを保つ保管会社と提携し、また万が一に備えて保険もかけ、皆様の大切な資産をしっかり守ります。
【著者】 佐々木 扶美 タイ資産運用アドバイザー
MDRT4年連続会員(世界中の生命保険・金融サービス専門職のトップクラスのメンバー。MDRTメンバーはビジネスと地域社会のリーダーとして、生命保険と金融サービスの専門家として世界中で認知されている)
在タイ12年。利回りの高い保険を活用した法人税、個人所得税の節税コンサルティング、および土地を使った資産運用のアドバイスを行う。配偶者はタイ人、タイ永住組。
メール:info@siamrcs.com
www.aseanlandbanking.com
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