Hola! メキシコ日系進出通信
第11回 メキシコのスポーツ
今回はメキシコのスポーツなどについてご紹介させていただきます。
・サッカー
メキシコのスポーツと聞いて、はじめに思い浮かぶのがサッカーです。2026年には、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共同開催と、参加国が48カ国に増加することで話題になっているFIFAワールドカップが開催されます。
代表チームはエル・トリ (El Tri) の愛称で親しまれており、直近の2019年4月4日付のFIFAランキングは18位です(タイ114位、日本26位)。
元日本代表本田圭佑選手のパチューカでのプレーも記憶に新しいですが、国内リーグの人気は高いです。地域格差はなく、どの地域においても高い人気を誇ります。特に、グアダラハラ(チーバス)対クラブ・アメリカのメキシコダービーは大変盛り上がります。また、メキシコリーグが他の中南米の強豪国と比較して特徴的なのは、自国内でプレーする選手が多いということです。
中南米強豪国の選手の多くは、巨額の年棒と高いレベルを求めて、若いときから欧州へ移籍しますが、メキシコでは国内でプレーすることを選ぶ若手選手の比率が高いです。これは、自国の巨大企業がスポンサーとなっており、多額の資金を投じているからと考えられます。
・ルチャリブレ
ルチャリブレはメキシカンスタイルのプロレスのことです。マスクマンが多いことが特徴で、神聖なものとされています。決して、マスクを脱いで素顔を見せてはいけないと言われています。なんと死後もマスクを脱がずにそのまま葬儀を行ったルチャドールも居たほどだそうです。
・その他
闘牛は、スペインのイメージが強いですが、メキシコでもごく一般的に広く親しまれており、地方都市でも観戦することができます。
ボクシングも、亀田三兄弟の三男、和毅選手が2007年に16歳から武者修行に行ったように有名なスポーツであり人気があります。
ゴルフも毎年3月には、世界ゴルフ選手権 (WGC) として、世界4大メジャー大会に次ぐ大規模なトーナメントが行われており、富裕層が多いイメージですが一般の方々もプレーします。
バスケットボールや野球もプロリーグがあり、メキシカンリーグ (野球) のブラボス・デ・レオンには、元DeNAの久保康友投手も所属されています。
アメリカンフットボールは、プロリーグは無いものの世界的な強豪国です。
次号では、トランプ米大統領がメキシコからの全輸入品目を対象に追加関税措置を表明し、その後、無期限で停止することになったなど、何かと話題になっているここ最近のメキシコの経済状況についてお伝えさせていただきます。
関連記事
タイ鉄道新時代へ
【第42回(第3部第2回)】インドシナ縦貫鉄道構想その2
泰日工業大学 ものづくりの教育現場から
第41回 『タイの夢実現に向けて』
タイでものづくり教育を進める泰日工業大学(TNI)の例をもとに、中核産業人材の採...