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中国企業が超硬合金をタイで生産、初の海外生産拠点

特殊合金やタングステン粉末、工具などを製造、販売する中国企業、廈門金鷺特種合金(GESAC)では年内にもタイで自動車産業向けの超硬合金の生産を開始する。主にアメリカに輸出する。同社にとって初の海外生産拠点となる。

タイに現地法人ゴールデン・イーグレット・セメント・カーバイト(タイランド)を設立。8月23日、工業団地・倉庫開発大手のWHAとの間で、WHAイースタンシーボード工業団地1の約9万平方メートルの土地取得および4,700平方メートルの貸工場を3年間賃貸する契約を結んだ。年内にも超硬合金の生産をスタートする。貸工場の生産能力は年産800トン。原料は中国から輸入するという。従業員は110人の見込み。タイ投資委員会(BOI)の投資認可を取得している。

3~4年以内を目途に取得した用地に自前の工場を建設する。超硬合金の年産能力は1,500トンを計画。その他、タングステン粉末、工具の生産も検討している。総投資額は25億バーツ。現在は中国国内に4工場を設けており、超硬合金は年間約4,000トンを生産。その内、約3,500トンをアメリカに輸出しているという。

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