Hola! メキシコ日系進出通信

第20回 メキシコ各州の特徴について(1)

今号から複数回に分けて、メキシコ各州の特徴についてご紹介させていただきます。

取り上げる州は、タイや日本でもよく見聞きする、メキシコシティ、ヌエボ・レオン州、この記事でも何度も触れているバヒオ地区の各州です。  バヒオ地区の各州については諸説ありますが、アグアスカリエンテス州、グアナフアト州、ケレタロ州、サカテカス州、サンルイスポトシ州、ハリスコ州の6州とさせていただきます。  その中でも、今回はメキシコシティについてご紹介させていただきます。メキシコシティはメキシコ合衆国を構成する32州のひとつで同国の首都です。  メキシコシティは以前、行政上の正式名称は「連邦区(Distrito Federal D.F.)」でしたが、2016年に「メキシコシティ」に変更され独立した州となりました。現在も、昔の名残でメキシコシティのことを「D.F.(デーエフェ)」と呼ぶ習慣もあります。  また「メキシコシティ(Mexico city)」はあくまでも英語での呼び方で、メキシコの全ての方々に伝わるわけではありません。メキシコ合衆国の共通語であるスペイン語ですと、「Ciudad de México(シウダード デ メヒコ)」となります。  言うまでもなく、メキシコシティはメキシコ合衆国最大の都市ですが、メキシコ合衆国内にとどまらず、ラテンアメリカの経済中心地のひとつです(ラテンアメリカで、その他の経済中心地としては、ブラジルのサンパウロ、アルゼンチンのブエノスアイレスが挙げられます)。歴史的建造物も数多く存在することから、近年では世界中から年間約1,700万人が訪れる観光地です。  メキシコシティ国際空港(MEX)はメキシコシティ中心部から約8kmという近距離に位置する国際空港で、中南米のハブ空港と言えます。日本からもカリブ諸国や南米各国へ渡航する場合、乗継の空港となることも多いです。  気候については過去の記事でも触れておりますが、1年を通して温暖な気候に恵まれてはいるものの、標高約2,200mの高地のため1日の寒暖差は大きく、春から夏の雨季と、秋から冬の乾季に分かれています。  衣食住やビジネス面では、日本食や学校、病院、住居、保険、旅行代理店、ビジネスに関わる物流、法律、会計などの様々なサービスを高い水準と日本語で受けることが可能です。

 

20年5月01日掲載

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