タカハシ社長の南国奮闘録
第85話 運気予報
運気を上げるために、個性学、四柱推命、九星気学、西洋占星術、五星三心、姓名判断など、いろいろなものを組み合わせながら勉強している。
易者を目指しているわけではない。社屋を建てる時期や方位方角、引越しや赴任時期 など、大きな決断をするときの羅針盤として参考にするためだ。
私のまわりの成功している経営者の方々は共通して運気に詳しい。運も実力のうちだと言われるが、良い運気の流れに乗ることが出来れば、より良い結果に結びつけることができる。運気は成功に結びつける秘訣ともいえるのだ。
方角や何かを始める日はもとより、持ち物の色や食べ物、出会いや家相、長く使う物を購入する日やイメージチェンジなど、運気を上げる方法はたくさんある。その方法に基づいて、一つずつ素直に実行している。
ではなぜ、運気にこだわり始めたのか? 私は以前より、何かを起こす際、おおよその時期について、大まかに易者の先生に見てもらってはいたが、細かなところまでは気にしていなかった。しかし、ある出来事をきっかけに、運気を気にするようになった。
数年前、家族でタイへ旅行に行った時のことだ。食事をした後、妻と長女がひどい食中毒になり救急車で運ばれた。同じ食事をしたにもかかわらず、私と次女には何の異常もなかった。
帰国後、この話を易者にしたところ、出発した日の運気を調べてくれ、当日は妻と長女の運気、方角が良くなかったことが判明した。
私は、出発前に調べていたら、あんなに辛い思いをさせなくて済んだのではないかと後悔した。それからというもの、海外に行く時や大きな出張の時は、出立の日の運気や方角を見てもらうようにしている。
このことからも分かるように、運というのは良い運だけではなく、悪い運もある。悪い運気を引き寄せてしまうと大病や大難になりかねない。
私がタイに関して気をつけていることは、大きなお金を使うことだ。なぜならタイは日本から見て南西の方角にあり、それは私にとって散財しやすくなる方角にあたると教えてもらったからだ。
だから私はタイで大きなお金を使う時は、日本で使う時よりも慎重に判断している。ひょっとしたら、12年間で一度も売り上げを落とすことなくやってこれたのは、運気を落とさずに進めてこられたからかもしれない。
信じるか信じないかは人それぞれだが、私はこうした運気をリスクマネージメントのために取り入れている。もちろん、ビジネスは本人の努力が最も必要だが、運気予報がほんの少しのひと押しや心の支えになることもある。
トップの運気が会社の将来につながり、社員たちの未来につながるとなれば必要なカテゴリーなのかもしれない。その情報をもっと詳しく追求し、実行することで運気を上げ、良い運気と豊かさを社員たちに還元できると嬉しい。
良い縁に恵まれ、良い仕事に恵まれ、良い仲間に恵まれて幸せを感じている。私の年回りも、今まで体験したことがないものにチャレンジする年になる。仕事でも趣味でも新たなことに挑戦して、新たな時代に良い運気で飛び込んでいきたい。