人工芝の製造・販売 今年は20%成長が目標 トーングロー工業団地に新工場開設へ

人工芝はポリエチレン繊維による芝生の代替資材で、運動場や建物の外周に敷かれている。天然芝よりも水はけが良く、はるかに耐久性に勝るため、普及が進んでいる。一般の運動場はもとより、日の差さない屋内の運動場、ビル内のグリーンエリアにもよく使用されている。

高い耐久性と恒常性備えた人工芝

Greenygrass(以下、グリーニーグラス)は10年以上、人工芝を製造・販売してきた。各種の運動場向けの製品がメインである。サッカー場、フットサル場、ゴルフ場、パターゴルフ場、ホッケー場、陸上競技トラックなどスポーツ施設向けの人工芝のほか、遊園地や庭、屋上の景観を良くするために使われている。

グリーニーグラスのサッカサン・ジャンサギアム社長は「当社はアメリカ、中国、アルゼンチンからの人工芝の輸入・販売からスタートしました。主にゴルフ場、サッカー場、テニスコート、ホッケー場がお客様でした。次第に業績が良くなり、今年はチョンブリ県のトーングロー工業団地に生産工場を建てるに至りました。今年の目標は前年比20%増です」と語る。

人工芝の利点は第1に運動場の恒常性の維持に優れている点にある。草の長さも一定して変わらない。第2に耐久性。何よりも重さに耐えることができる。摩擦にも高い耐久性を発揮する。すりきれて替えるようなことはなく、8~10年は使うことが出来る。第3に人工芝は多目的に使える。スポーツをはじめ、コンサートなどエンターテインメントの舞台としても、集会会場などその他にも使える。耐久性に優れ、各種の催しが続いても平気だという。

人工芝の装着についてサッカサン氏は続けて語る。「まずベースとなる床を平らにして乾燥させ水気をなくします。もちろんよく清掃してベースにゴミを残してはなりません。装着した後にある程度の重さをかけます。人工芝の縁は接続テープを使って、隣り合う人工芝のプレートと密着させます」。

地面の上に人工芝を装着する場合は、小石などを取り除いて平らにした後、日光に45分ほどさらす。雑草の根もすっかり清掃した後に、ジオテキスタイルの合成繊維のプレートを敷く。砂礫を5~7cmの厚さに重ねて砂を入れて平らにし、ひとつの層に造成。装着すべき人工芝の芝目を土地の傾向に合わせて選択する。全体の景観に沿って引き立つように人工芝を配置する。芝目を引き立たせるのがポイントだという。

「当社の人工芝の耐用年数は8~10年です。その間、ゴミがたまらぬよう清掃する以外は、一切管理の手間はかかりません。清掃は水、ないしは薄い石鹸を溶かした水で、柔らかいブラシを使って洗ってください。人工芝の敵は、ガムやたばこの吸い殻であることもお忘れなく」とサッカサン社長は結んだ。

会社情報

会社名 Greenygrass Company Limited.
住所 6/10 pipatanasin building, 11 floor, 11B room, Narathiwas Ratchanakarin Rd, Tungmahamek, Sathorn, Bangkok 10120
お問い合わせ先 Tel:02-670-6388 Fax:02-670-6380 E-mail:admin@greenygrass.com
担当者名
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