TOPICS
タイ国内自動車販売、100万台に復活
トヨタモータータイランドはこのほど、昨年のタイ国内新車販売台数が前年比19.5%増の104万1,739台だったと発表した。100万台を突破したのは2013年の133万668台以来5年ぶりだった。
国内経済が順調に推移し、乗用車、商用車ともに前年を上回った。今年に関しては、政府の景気刺激策や各社の新モデル投入などにより、100万台を維持すると予測した。ただ、菅田道信社長は1月22日の会見で、個人的な見方としながら「リスク含みの横ばい」と表現した。
トヨタとしては昨年、タイで輸出向け含めて58万8,939台を生産した。今年は主要輸出先の中東や中南米の景気に不透明感があり、前年比2%減の57万7,000台の見通しとした。国内販売で輸出減をカバーする。
また、ハイブリッド車(HV)用のバッテリーの生産をゲートウェイ工場で今年5月から始める。当初は基幹部品の大半を輸入に頼るが、現地調達も進めていくという。さらにタイ投資委員会(BOI)に対して、プラグインハイブリッド(PHV)および電気自動車(BEV)の生産計画を昨年末までに提出したことも明らかにした。どちらを実際に生産するかは未定。