泰日工業大学ものづくりの教育現場から

第85回『タイと日本の王室・皇室交流② 』

タイでものづくり教育を進める泰日工業大学（TNI）の例をもとに、中核産業人材の採用・育成について検討します。

　本号では前号に引き続きプッサディー・ナワウィチット前OJSAT（タイ王国元日本留学生協会）会長によるタイと日本の王室・皇室交流を主として写真でご紹介します。前号でご紹介したように、明治維新とチャクリー改革はほぼ同時期ですが、王室・皇室交流は、近代から現代まで即位年が同じであったこと、また上皇陛下が皇太子殿下時代、プミポン国王（当時）の要請を受け、タイにティラピアを贈呈し、タイ国民の栄養に貢献されるなど、緊密な交流です。

　なお、前号の１．タイ・日600年の交流（アユタヤ時代：1350年〜1767年）、２．明治時代以降の交流、３-1．王室と皇室の交流を合わせて読んでいただくと、より分かりやすいと思います。

３-2．王室と皇室の交流

・1987年：チュラポン王女が訪日（このほか多数回）。

・1987年：ワチラロンコン皇太子が訪日（日タイ修好100周年の年）。

・1989年：秋篠宮殿下が訪タイ（このほか多数回訪タイ）。

・1990年：シリントン王女が秋篠宮殿下の結婚式に参列。

・1991年：上皇・上皇后両陛下がスコータイ訪問（即位後初めての外国）。

・1993年：シリキット王妃が京都高島屋でサポート基金展主催。

・2006年：上皇・上皇后両陛下がプミポン国王在位60周年祝賀会に訪タイ。

・1990年：シリントン王女が秋篠宮殿下の結婚式に参列。

・1991年：上皇・上皇后両陛下がスコータイ訪問（即位後初めての外国）。

・1993年：シリキット王妃が京都高島屋でサポート基金展主催。