【FA特集】Mitsubishi Electric Factory Automation (Thailand) Co., Ltd.
新たにビジョンセンサ取扱開始
産業用ロボット新製品も投入
産業用ロボットからシーケンサ、表示機、インバータ、サーボなどFA関連製品を幅広く手掛ける三菱電機がビジョンセンサの販売を昨年からスタートした。人件費の上昇や品質の安定を背景として、近年増えている検査工程の自動化ニーズに一気通貫で対応する。さらに、新たな産業用ロボットも投入し、トータルソリューションの提供に磨きをかける。
高精度な位置決め可能な MELSENSOR
三菱電機が昨年、発売したのがビジョンセンサ「MELSENSOR」。マシンビジョンの世界大手コグネックスのPatMaxRedLineを搭載し、高精度な位置決めが可能になった。照明一体型のコンパクトサイズで、自動車のエンジンのシリンダー加工部検査やシリンダーヘッドの位置決め、基板上の部品の有無やICパッケージピン、さらに食品のラベルや液量などの検査において、優れた性能を発揮する。
MELSENSORを三菱電機のロボットなどと組み合わせて使用することで、システムの立ち上げがスムーズになるというメリットも生まれる。ビジョンセンサとロボットが異なるメーカーの場合、立ち上げ時に想定した精度が出ないなどの不具合が起こった際に、どちらに問題があるのか原因の究明に手間取るケースも起こりうる。三菱電機なら「同じエンジニアが対応しますので、そういったすみ分けが必要なくなり、安易に構築できます」(澤田和彦IoTソリューションアドバイザー、FASales Division)。
スリムコンパクトな MELFA RV-8CRL
自動化は不可欠と認識していても、人件費との兼ね合いで躊躇する企業が多いのもタイの現実。そこで三菱電機がこの度、可搬質量定格7kg(最大8kg)というボリュームゾーンに新たにリリースするのが、産業用ロボット「MELFARV-8CRL」。新型サーボモータのHKモータを採用。さらに筐体の設計から見直し、スリムでコンパクトなボディーとなりコストダウンを実現した。
コンパクトと言えど、最大リーチ半径931mmというクラス最大の有効作業エリアを確保。それに加えて、「ロボットに特に求められるのはAI機能」(佐藤雅人マネージャ、FASalesDivision)と、予知保全・力覚センサ拡張などを可能にする三菱電機のAI機能「MELFA SmartPlus」を実装し、高い機能性も持ち合わせている。
新オフィスにテストルームなどが充実
三菱電機FA(タイランド)は8月、今年オープンしたばかりの複合施設トゥルーデジタルパーク内にオフィスを移転。ビジョンセンサとロボットのテストルームをそれぞれ設けるなど、導入サポートもより充実させる。
川崎豊ダイレクターは「自動化を進めないとタイの製造業は生き残れません。今後、さらにニーズは高まるでしょう。三菱電機はFA機器と言われる製品群はほぼ手掛けており、トータルでご提案できます。2月には
e-F@ctory allianceパートナーをタイでも立ち上げました。場合によっては当社にない製品をお持ちのメーカーとも一緒になって、お客様にトータルソリューションを提供したい」と語る。
(2019年10月号掲載)
Mitsubishi Electric Factory Automation (Thailand) Co., Ltd.
101, True Digital Park Office, 5th Floor, Sukumvit Rd, Bangchak, Phra Khanong, Bangkok, 10260 Thailland
FA機器担当
佐藤 084-389-1232 sato@MitsubishiFA.co.th
อนุพงษ์ 063-202-3122 anuphong@MitsubishiFA.co.th