シャープが牽引する太陽光発電事業 電気代を大幅削減、地球温暖化の防止にも

電機メーカー大手の「シャープ」の地球温暖化防止に向けた二酸化炭素(CO2)排出量削減への取り組みがタイで注目を集めている。省エネに直結する上に政府が進める再生可能エネルギー政策にも合致。高止まりする電力使用料削減の点からも有効とされる。世界市場における累積販売実績は15.9ギガワット(2020年末時点)。タイをはじめ東南アジアの太陽光発電事業を力強く牽引している。

世界最大規模のソーラーファーム事業

同社がソーラー事業に着手したのは60年以上も前の黎明期。他社に先駆けての挑戦だった。タイ市場には2010年に進出。中部ロッブリー県では国内初のソーラーファーム建設プロジェクトを主導した。同発電施設の総出力は73メガワット。当時、世界最大規模とされた。  タイで事業展開する多くの企業にとって、長らく頭痛の種となってきたのが高額な電力使用料だ。日本や諸外国と比べても数十%ものコスト高で、人件費や地理的利点といったうまみを相殺してしまう。  加えてこれからの企業経営に強く求められたのがCO2など温室効果ガスの削減だった。大手自動車メーカーでは排出量を近い将来ゼロとすることを目標として、取引先を巻き込んでの取り組みを開始している。SDGs(持続可能な開発目標)への参加や脱CO2は人類共通の課題となった。

電気料金を年間490万バーツも削減

こうした流れに応えるのが再生可能エネルギーの太陽光発電だった。熱帯のタイは日本に比べ年間日射量が約1.4倍。主流の定格出力1メガワット太陽光発電施設の導入によって、年間490万バ ーツ(約1,600万円)もの電気代が削減できると同社は試算する。  タイ政府のソーラー発電への関心も高い。タイ投資委員会(BOI)では恩典付与を実施。2022年12月末の申請期限までに手続きを済ませることで、最大で向こう3年間の法人税が最大50%減免される。  日本で言う0円設置に近い「電力買取方式」もある。顧客は自社の屋根を提供するだけ。発電施設一式はシャープが設置し、 既存の電気代と比べて 割安な電力が購入できるというのが仕組みだ。関心は高く、すでに例年の2倍以上もの問い合わせを受けている。
メイン部材の発電用パネルは、日本のシャープ水準の高品質高性能製品。出力についても業界最長クラスの25年間を保証する。日本人の営業・エンジニアが窓口・相談役を務める体制も嬉しい。設計・調達・施工・保守までのワンストップで、きめの細かい安定的なサービスを提供している。

【タイでの太陽光導入のメリット】
▶ ソーラーBOI利用ならば、法人税の一定額免除となり、 約3年以内で投資回収可能
▶ 電力コスト削減
▶ SDGs、脱炭素社会への貢献
▶ 日本に比べて日射量が高いため、発電量が多い

SHARP SOLAR SOLUTION ASIA CO., LTD.
952 Ramaland Building 15th Floor, Rama IV Road,Suriyawong, Bangrak, Bangkok, 10500, Thailand
高橋 (Mr./ 日本語・英語) takahashi.r@sssa.sharp-world.com
Anon (Mr./ TH・EN) anon.r@sssa.sharp-world.com
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2021年7月1日掲載

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