金属加工機械業界のリーダー企業 ストン・マシナリーの強みと実力

ストン・マシナリーは30年以上にわたり金属機械の輸入販売を手がけている。金属加工機、CNC旋盤、協働ロボット(cobot)などを日本や中国、台湾から輸入し、体系的なサービスのもとタイの顧客に最高品質の製品を提供している。

30年以上の顧客サポートの経験

ストン・マシナリーは金属加工機械の輸入一筋、30年以上にわたり顧客サポートに徹してきた。タイの各種メーカーに金属加工機、CNC旋盤、協働ロボット(cobot)などを提供する総代理店として、自動車部品をはじめ各種部品製造向け、家具や建設分野、トイレタリー、家庭向け機器まで幅広く取り扱っている。また、大規模工場向けの大型マシンもニーズに応じて取り寄せている。  同社のソムチャーイ・セーリム社長は次のように語る。  「当社は1回の取引を恒久的な業務関係に発展させて、顧客の事業をサポートしてきました。特に取引の前後のサービスには強い責任感をもって取り組んでいます。顧客に対して常に誠実であることを心がけ、究極の顧客満足度を追求し続けています。そのために専門性と信頼性を重視して、日本、中国、台湾から優良な機械を取り寄せています。最高品質の機械を提供し、顧客の生産効率をアップさせることが当社の使命です。当社が扱う製品はすべて、日本、中国、台湾の大規模な産業プラントで製造され、メーカーによる品質検査と品質保証のプロセスを通じてISO品質管理システムの認定を受けています」

顧客との堅固な信頼関係が強み

同社のメインの顧客は自動車メーカーだが、新型コロナの影響で自動車産業は厳しい状況にあり、部品産業も深刻な打撃を受けている。注文が激減し、工場のタイ国外への移転を検討する企業まで出始めた。注文が激減したことで、一次下請けはかろうじて生き残っているが、二次下請け、三次下請けは廃業が後を絶たない。こうした状況を受けて、自動車部品メーカーは航空機、医療機器、トイレタリー、オートメーションなど異分野への転身を余儀なくされている。昨今のこうした状況について、ソムチャーイ社長は次のように語る。  「自動車部品だけではやっていけないため、異分野に参入する企業も増えていますが、そちらの分野も全面的に頼りにできるものではありません。ただ、オートメーションに関しては需要が伸びています。現状、完全自動機より半自動機のほうが信頼されており、持続してよく売れています。大量生産工場ではCNC旋盤がよく使われています。労働者不足と生産性向上の問題がともに解決されますから。コロナ流行が世界的に拡大して、オートメーションへの移行がいきなり現実的になりました。今後ますます各分野で自動化が加速していくでしょう」  タイでもオートメーション分野の競争が激化しているが、同社は長年の実績と顧客の信頼をベースに同分野においても優位性を保っている。  「顧客に対する長年の技術サポートが実り、堅固な信頼関係が築けています。これは顧客基盤の拡大への大きな強みになります。長年の顧客からの信頼が、新規顧客の獲得にもつながります。元々はタイ資本の顧客がメインでしたが、最近は外資系の顧客が増えてきました。特に日系企業が当社の存在に注目し、当社が扱う機械を導入するようになりました。性能、効率が良く、日本ブランドのマシンと比べても遜色がないことを知ってくれたからです。それに加えて、当社が扱う製品は手が届きやすい価格ですから。特に台湾の機械が人気で、多様な部門で使われています」

協働ロボットAUBO‐i5も輸入販売

EV組立工場でオートメーションとロボットが全面的に機能するなど、製造業における機械設備の傾向は大きく変化している。同社が扱う製品も多様化しており、現在はEV組立工場向けのロボット、医療機器工場向けの機械類、カーバイト刃を備えた金属切断機なども扱う。中でもKENTAI(台湾)の鉄鋼・ステンレス向け自動丸鋸切断機「KTC‐70EHC」は高速切断で仕上がり精度が高く、内外の顧客から定評がある。またPO LY GIM(スイス)のCNC旋盤の人気も根強い。同マシンではダイヤモンドCSLシリーズの25/32/42およびCSL42‐2YⅡ、ダイヤモンド20CSBⅡ/Ⅲが好評だ。  「現代は技術の変転が常に起こり、また生産工程での原材料の使用効率が特に重視されます。不良はゼロに、精度は高く、です。タイでは労働者不足、賃金上昇の問題が事業を圧迫していますが、事業家は常に先端技術とイノベーションを生産工程に取り入れ、乗り越えていかねばなりません」  同社は中国製の作業支援協働ロボット「AUBO‐i5」の輸入販売も行っており、統合システムの設計、据付サービスを手掛ける。「AUBO‐i5」は命令が簡単で、事前に操作のプログラムを書き込む必要はなく、即ロボット操作が可能。作動学習ガイド機能がついており、その微調整の精度は0.026ミリに至る。異常を検知するセンサーシステムは、衝撃を感じるとただちに作動を停止させるため、作業者の安全も保証される。  「AUBO‐i5を導入すれば作動効率は確実に上がります。センサーシステム完備のロボットなので、無駄なく最高の能率で動きます。安全の問題、労働者不足の問題、コスト削減の問題をすべて解決します。AUBO‐i5は中国のトップメーカーであるAUBOロボティクスが生み出した傑作です。欧州ではこの機種は広く普及しており、タイでも最近になって人気が出てきました。  当社は高品質で優良な機械を販売するだけではなく、顧客の抱える問題を解決するためのサポートにも注力しています。全国どこでも24時間、現場サービスを実践しており、熟練チームが機械を精緻に分析し、迅速に直します。スペアパーツも完備しているので時間をとらせず、生産工程を停止する時間が節約できます」

20年9月8日掲載

会社情報

会社名 SUTHONG MACHINERY CO.,LTD.
住所 572 Rama2 Rd,Samaedum,Bangkhunthian,Bangkok 10150
お問い合わせ先 Tel : 02-896-1818 Fax : 02-896-1918 E-mail : info@suthong.co.th URL : www.suthong.co.th Facebook Fanpage : http://www.facebook.com/suthong1990
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