一貫した品質検査システムを提供 工場の省エネソリューションも提案
多様な工業用検査機材をラインナップ
チョーセーン・グループはIT関連のリーディングカンパニー、チョーセーン・テクノロジーに始まり、タイ国内でインターネットおよびIT関連のソリューションにおいて18年の事業歴を持つ。携帯電話ネットワークのワイヤレスインターネットソリューションであるエアカードにおいて、タイの大手通信会社DTACのパートナーに選ばれた最初の会社でもある。
そして、チョーセーン・テクノロジーは工業用の検査機材に業務を拡大した。台湾のDino-Liteの顕微鏡の輸入に始まり、ソフトウェアを使って顕微鏡の像をコンピュータ画面に映し出すことに成功。画像システムの検査分析ソフトウェアの開発を進め、工業分野につながるITシステムへと発展させている。測定機、検査機、自動選別機の開発で省人化、ミスの削減に役立っており、100%良品だけを選ぶ結果を出している。また台湾の大手スマート・ソリューション事業会社NEXCOMのIoTディストリビュータとしても事業を行っている。
チョーセーン・テクノロジーのウォラポット・リンルンウォン社長は「当社の品質検査関連の製品とサービスは、ワークの傷、サイズなどの検査に始まり、測定機が初期の製品、それも手動の測定機から自動の測定機へと進化しました。数値の設定により合否の判定が得られます。小型顕微鏡をつないだ簡単な装置からありますが、金属の内部構造を分析する高度なクラスまで、お客様を満足させるラインアップです。肉眼で見る段階から、ソフトウェアを使って見る段階までレベルを上げることができます。選別作業には選別機があります。普通は小型の選別機を多くの作業員が使って選別を行う作業形態ですが、当社はビンの自動選別機を開発しました。厚さ、薄さ、漏れ、形の曲がりなどを検査・選別します。ビンのふたやシールなども検査しますよ。これについては100%良品を選別するために多くの人数が必要です。インダストリー4.0を支える当社のブランドを守るために不良品は出せません。自動機の開発はIT技術の実用であり、自動機自身のインテリジェンスをさらに高めていかなければなりません」と語る。
自動選別機の強みは、人手をかけるよりも迅速に選別が進められることにある。1分間で1,000個の選別が可能。数値設定したコンピュータを通じて、ミスなく作業が高速化する。選別対象の製品にはまったく傷をつけず、ヒビなどの傷、曲がりなど規格に合わない状態を弾き出す。自動選別機は多数の製品の検査に最適。製品が少なければ、裸眼による顕微鏡検査で間に合う。
同社は台湾、インド、韓国、日本、中国から商品を輸入しており、中でも台湾の製品が最も人気がある。現在、自動機の市場に商品を出しており、市場は年率5~10%で伸びているという。
ウォラポット氏は「部品検査、製品検査の工程を持つ工場において、当社の自動選別機を試されることをお勧めします。当社の自動機は厳格な規格品ではなく、半製品のように融通が効くものなので、対象に合わせて弾力的な設定が可能です。リスクの少ないシステムで迅速に作動します。これらのソリューション・サービスには20年の経験を積んでいます。システムに組み込むプログラムには問題がありません。台湾大手のスマート・ソリューションですから、20時間連続の作動にも使えます」。
100%良品を選別する機能は、品質保証、精度、信頼性を著しく高める。省人化、時間の短縮が進み、売上もさらに増大する。市場の傾向からも、工場は労働者を減らして自動化を進める風潮にある。顧客への納期も短縮され、コストの削減につながり、世界的なトレンドである省エネルギーのソリューションになる。同社は顧客に余計な投資の負担をさせないリーシングの選択肢も持つ。「自動機の導入は従業員を雇用するよりも安上がりです。迅速で精度が高く、確実な品質検査でミスが出ないのですから」。
センサーなどと連動してエネルギー消費を削減
工業用のITおよび検査技術の経験の蓄積のほかに、エネルギー4.0に関してもチョーセーン・エネルギーが省エネのワンストップ・ソリューションとなり、クリーンなエネルギーを提供する。工場におけるエネルギー節減の計画立案からサービスを行う。「特に電力使用の多い工場は、自然の条件を生かすために周囲の明るさに反応する照度センサーを使います。また、動作を検知するモーション・ディテクションによって、人がいない空間があれば、その間、エネルギーの浪費を抑えることができます。これらを連動して自動制御するシステムを備えれば、工場のエネルギー削減が格段に進みます。世界中で使われているデルタ・ルーテックのソリューションです。日本のソニー本社ビル、英国のマンチェスター空港でもこの方式のソリューションが使われています。システムが据え付けられた後は、エネルギー節減が89%まで進みます。今後はタイでもビルやホテル、工場を新築する際に導入が進むでしょう」。
このソリューションを導入する場合は、まずビルのサイズを測定する。その後、機材・センサーなどのシステムを取り付けるが、スマート・ビルデングのような大仕掛けのシステムなら、機材と機材を通信で結ぶことになる。また使用されるエネルギーにはソーラーや風力などの自然のエネルギー源が導入されます。多くのプロセスにインテリジェントなエネルギーが行き渡る。
「デルタ・ルーテックの強みは多言語の通信が可能なことです。各機材には独自のプロトコルが組み込まれており、普通、従来の機械と交換しなければなりません。そのまま使うと通信ができないのです。または制御が不能になります。しかしデルタ・ルーテックは多言語対応ですから、従来の機材を交換せずに同調させることで使用でき、制御も可能になります」。
会社情報
会社名 | CHOSEN Technology Co., Ltd. |
---|---|
住所 | 5 Krungthepkreetha Rd., Saparnsung, Bangkok, Thailand 10250 |
お問い合わせ先 | Tel:0-2736-2122 Fax:0-2736-1670 E-mail:marketing@chosen.co.th Website : http://www.chosen.co.th |
担当者名 |