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4日間で4万5千人が来場、ProPak Asia(プロパックアジア)2017

6月14日から17日までバンコク国際貿易展示場(BITEC)で、東南アジア最大級の加工包装産業の国際見本市「ProPak Asia (プロパックアジア)2017」が開催された。主催者UBMBESによれば、25回目を迎えた今回は、55,000平方メートルのスペースを使い、42カ国から1,800の出展者が参加。さらに日本やオーストラリア、中国(2)、台湾(2)など17の国際パビリオンも登場した。期間中の来場者は前年比9.94%増となる44,690人(74カ国)にのぼった。

CKDのブースに登場した「ハードブリスタCFF-300G」は様々な包装資材で最大厚み1mmのフィルムも成形できる食品用包装機。16~1500㎜というワイドな充填部を確保でき、商品のロングライフ化にも貢献する。また、抗菌・除菌フィルタ「SFC/SFSシリーズ」も出展。銀系抗菌剤を使用した不織布エレメントと、0.01μm固体粒子除去率99.99%の中空糸膜により、殺菌活性値3、LRV≧8を実現した。

多品種のトレー変更が可能なソディックのトレーフィーダー「TCF-2400S」も出品された。コンビニエンスストア向け商品の製造ラインにおいて、容器トレーの安定した自動供給によって省人化に貢献する。コンビニエンスストアが増加するタイにおいて一層の拡大を図る。同社では真空ミキサーも展示。タイの大手食品メーカーにも採用されている。

ワールド工業(タイランド)では、食品、医薬品工場向けに気流で虫や異物の混入を防ぐ対向横吹き式エアーカーテン装置「エアーフェンスミニ」(三共空調)を展示した。対向横向き式なので床のゴミやホコリが舞い上がらず、出入り口のシートシャッターと連動して動作する。また、下から巻き上げる独自のシートシャッター「ROLLWAY」もPRした。

東洋紡では、紙のように自由に折り曲げることができるポリエステルフィルム「オリエステル」を、同素材で作られた折り鶴を使ってアピールした。濡れても破れない耐水性、匂いを外に漏らさない保香性なども兼ね備えている。さまざまな業界での採用を目指す。

次回のProPak Asiaは来年6月13日から16日までBITECで開催される予定となっている。

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