【METALEX特集】AXXEL ENGINEERING CO., LTD.
すべてが「視え」れば工場は激変する
設備稼働監視モニターの決定版
言葉も文化も異なる国の拠点で、従業員教育や日常の業務ルーチンの確立に悩む企業は多い。東京新宿に本社を置く1978年設立の協立システムマシン株式会社。業務用コンピュータの保守から始まったこの会社が次に目をつけたのは設備とシステムの融合だった。ハードとソフトの両方の設計力を備え持つ会社ならではの発想が、工場の「視える」化を大きく変えた。いま海外工場運営は大きく変わろうとしている。
「工場の生産や稼働率を上げたり生産状態を正確に知ってきちんと出荷管理をする。問題を解決して業務を円滑にしたい。こうした想いは工場の経営陣だけでなくタイ人スタッフ側にもあります。ところが目前の状態や数字の記録だけから問題の原因を見つけ出すのは相当なスキルが必要であり、文化や価値観の異なる人たちにそうした『日本式生産技術』を短時間に教えることはほぼ不可能です。」P@t net-iの販売とサービスをタイで請け負うAxxel Engineering Co., Ltd.社の東條社長はそう言いきる。加えて近年では労働力の流動性が高く、昔のように時間をかけて育てるのは非常に困難だ。 P@t net-iは設備や工程からその動作状態を示す信号を検出し、それをグラフや表形式で表示するシステム。独自開発の信号検出ユニット「PT-714S」を介して電気信号をデータに換えるため古い設備や制御装置のない設備でも問題なく動作状態を「視える」化できる。2008年の発売以来、日本と海外合わせて400社以上に納入されているベストセラー商品だ。 P@t net-iで設備の稼働をグラフ化してみると工場の状態は一目瞭然。「実際テストをしてみると、設備が動いていたかどうかだけでなく『なぜこうなって(動いて)いたのか』まで意外によくわかると驚かれます」と東條社長。 協立システムマシン社はこのシステムを10年前の2008年から販売し、何度もバージョンアップを重ねてきた。一方Axxel社はタイで機械設備を販売だけでなくサービスまで手がけているタイ設備業界のベテラン。「我々の強みはハードからソフトまで、設計から設置・アフターまですべてを自分たちで行うことです。販売だけでなく『活用の仕方』までお客様と一体になって解決を目指すのが特徴です。」「お客様の問題を解決するために必要な情報をどう可視化すればよいのか、そのためにはソフトウェアのインストールやセットアップではなく設備や生産というものをよく理解していることこそがとても重要なのです。」と東條社長は胸を張った。 同社ではこのP@t net-iに加え既存の手書き帳票をグラフに合わせて表示したり、セキュリティカメラの映像をグラフとリンクさせるなどのオプションも豊富だ。METALEX2019でも会場で実際に体験できるので是非足を運んでほしい。
2019年11月1日掲載
AXXEL ENGINEERING CO., LTD.
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