日立ビルシステムでは、中国やタイ、インドなど海外の関連会社のエンジニアを対象にした「海外安全競技会」を、11月7日から9日までタイで行った。海外安全競技会はメンテナンス技術と安全意識の向上を図るため、2007年から毎年開かれており、タイでの開催は初めて。最優秀チームにはタイの日立エレベータータイランドが選ばれた。

今回は香港、シンガポール、マレーシア、タイ、中国、インド、フィリピン、ミャンマーの各法人からエンジニアが2名ずつ参加した。競技会では筆記テストや面接のほか、訓練用のエレベーター、エスカレーターを使ってメンテナンスなどを行う際の動作をチェックし、安全に対する知識と意識をチェックした。会場内ではエンジニアが大きな掛け声をあげながら、きびきびとした動作で競技に臨んでいた。

会場になったチョンブリ県のアジアトレーニングセンターは今年1月に運用が開始されたばかり。アジア地域の昇降機事業に携わる中堅技術者の育成を目的としている。