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世界各国から約1,500社が出展 4日間で来場者4万人超「Intermach 2017」
製造業関連の見本市「Intermach」および裾野産業の展示会「Subcon Thailand」が5月17日から20日までバンコク国際貿易展示場(BITEC)で開かれ、34回目となる今年も国内外から多くの企業が出展した。主催者によれば45カ国から約1,500社が出展。期間中の来場者は42,118名で昨年の40,500名を上回った。初日の開会式にはウッタマ工業大臣やタイ投資委員会のヒランヤ長官ら多くの要人が出席した。
電機や自動車、家具向けのボルトやナットを製造するサイアムスクリュー・ボルト&ナットのポンサック氏は「インターマックの出展は7回目です。今回は顧客を10%増やすことが狙いです。来場者の反応は静かなものでしたがそれでも当社のブースにもたくさん来ました」と話す。
ステンレス冷延鋼板を製造するメナーム・ステンレスワイスのウィラーワンさんは「創立25年を迎え、R&Dに投資するとともに、多様な製品を作るために生産ラインも拡充しています。MIG熔接ワイヤ、TIG熔接ワイヤ、また自動車の排気管につなげるステンレス熔接ワイヤでは日本、ヨーロッパで定評を得ています」と明かす。産業機械の製造などを手掛けるサイアム・チャーンのアティラック社長は「インターマックへの出展は3回目ですが、顧客の反応は例年並みでしょう」と話す。
初出展の日系企業も多い。航空機部品などの製造販売を行うAPCエアロスペシャルティ(本社:東京都千代田区)は、電気分解でバリを溶かす電解バリ取り機などをPRした。工具より早く、かつ工具が届かない箇所のバリも取れるのが強み。タイにも既に50台ほど納入。インターマックは初出展で、「反応を見たい」と話す。
東洋電機製造(本社:東京都中央区)もインターマック初出展。インバータやモータ、コントローラなどの産業設備も手掛けており、ブースでは鉄道模型を使って製品をアピールしていた。タイには2014年に駐在員事務所を開設している。
来年の同展示会は5月16日から19日までBITECで行われる。